水上バイクって?

水上バイクの基本情報を知る

水上バイクのイメージ

水上バイクに乗っている人を見て、「かっこいい!」「乗ってみたい!」と思ったことがある方もたくさんいるかと思います。 これから始めたい方や、そもそも水上バイクって何?という方にもわかりやすく水上バイクの基本的なことからご紹介します。

水上バイク

そもそも水上バイクとはどんなものなのか、ここから解説を始めるのが親切だと思うのでまずはマリンスポーツの代表格、水上バイクについて簡単におさらいをしてみようと思います。このマシーンは陸地ではなく水の上を走行するオートバイで、周囲から水を取り込み水流を利用して動力とし高速移動します。お水は本体の下方にある給入口からいくらでも手に入れることができますし、海で使用するのなら水不足の心配は全くいりません。ですが陸上では動力となる水が満足に得られませんので、水上バイクをまともに駆動させることは現実的ではなくなります。このあたりは適材適所、地面を走行するのなら普通のオートバイ、水面を疾走するのなら水上バイクということです。誕生したのは今から何十年も昔で1970年代にカワサキが開発したとのことですが、「カワサキならやってくれそうだな」という気がしないでもないですね。ハイテクなマシーンかと思いきや意外と昔からあるのにちょっと驚きです。

いくつもの名前

では水上バイクはどうして複数の名称を持っており理解しがたい状況になっているのか、次はこの疑問を解決したいと思います。最初に確認しておきますがこのマシーンは水上バイクと呼ぶのが一応正解になり、乗り物としてもそう呼ぶのが筋となっております。ではそれ以外の名前は何かというと、ほとんどが商品名にあたるのです。製造したメーカーが付けた名前で、マシーンの種類としては正しくないのですがそれが広まって定着した、ということのようです。カワサキが販売した水上バイクはジェットスキーという名称で市販され、ヤマハが開発した水上バイクはマリンジェットという名前で市販された、このように同じタイプのものですがメーカーごとに商品名が異なるのはまあ当然でしょう。その結果一般に認知される呼び方が複数同時に存在するようになったのです。テレビゲームのことを全てファミコンと呼ぶ人もいますし、音楽を聴くための携帯用プレイヤーをウォークマンとしか呼べない人もいます。それと似たようなものでしょう。

水上バイクのタイプ

テレビゲームにもタイプが違う物があるように水上バイクにもいくつかの種類がありますが、あまり区別が付かない人が大半でしょう。最初に思い浮かべるのはきっと数名が座って座れる、ワイワイ楽しそうなランナバウトタイプになりますが、これは4人以内の乗車数が適切です。一人用だと立ったまま乗るスキータイプになり、これはロンリーウルフというアダナを付けられている人向きの硬派なマシーンになります。後ろには誰も乗せない、一人にしてくれと無言のメッセージを放っているので、海でちょっと泣いてくるのにも最適なタイプかもしれません。あとはスポーツタイプもありますがこちらはスピード重視で、競技に使われるようなマシーンですのでマリンスポーツにはあまり利用されることはないでしょう。娯楽で使うのならランナバウトタイプが一番使いやすくこれなら5人組みのグループで海に遊びに行っても、1人が撮影係、4人が乗車と丁度いい配分をすることができるのでベリーグッドです。